天理教里親連盟の紹介
(1)沿革
昭和56 年12 月に「天理教里親会」が常詰会議で承認され、翌57 年6 月に「創立総会」を挙行しました。昭和58 年に名称を「天理教里親連盟」と改称し現在に至っています。
創立総会後は「会員研修会」や「里親相談室(里親サロン)」を開催し、機関誌「さとおや」の発行などの事業、更には、教区・支部・ブロック(都道府県)を対象にした「教区里親研修会」を開催しています。また、平成21
年度からは「里親専門研修会」を開催し、里親の資質向上を目指して活動を展開しています。
平成4 年6 月に「創立10 周年記念式典」、平成14 年11 月に「創立20 周年記念式典」、平成24 年9 月に「創立30 周年記念大会」を挙行しました。
尚、現在25 教区(北海道、青森、埼玉、千葉、東京、神奈川、山梨、長野、新潟、愛知、三重、京都、滋賀、大阪、兵庫、奈良、和歌山、鳥取、岡山、山口、徳島、高知、福岡、大分、宮崎)に「教区里親会」が結成されており、身近な地域での里親同士の研修や交流、里親開拓に積極的に取り組んでいます。
(2)連盟のめざすもの
当連盟は、天理養徳院(児童養護施設・明治43 年開設)の開設にあたって、初代真柱様がその養育指針として示された「人の子も我子もおなしこゝろもておふしたてゝよこのみちの人」のお歌を基本信条として、何らかの事情から子どもを養育することが困難な実親にかわって里親家庭で温かく育むと共に、ひいては親子共々に陽気ぐらしのご守護をいただいてもらえるよう支援することを目指しています。
また、里親としての子育て経験と専門性を生かし、地域の「子育てサポーター」として、積極的にTFA(天理教里親子育てアプローチ)を活用し、子育てを支援していきたいと考えています。
(3)天理教里親信条
天理教里親信条
一、私たちお道の里親は、教祖の御教えに基づき、誠真実をもって、子どもの養育にあたります。
一、私たちお道の里親は、子どもの人権を守り、徳分を生かして、社会的自立につくします。
一、私たちお道の里親は、養育に必要な知識と技術の研鑽につとめます。
一、私たちお道の里親は、一れつきょうだいの真実に目覚め、家族の絆を結び、陽気ぐらしの道を共に歩みます。
(4)会員現況
令和2 年3 月現在、会員数は614 世帯。会員の90%以上を教会長夫妻が占めています。
また会員のうち登録里親数は472 世帯で、主に養育里親であり、その中の331 世帯で735人の子どもたちが養育されています(ファミリーホーム55
ヵ所・249 人含む)。更にお盆や正月、週末に子どもを預かる、ふれあい里親、週末里親をしている世帯もあります。
(5)令和3年度(立教184 年度)の主な活動予定
@総会(社会福祉大会) 4月25日南右第2棟陽気ホール・他※中止(別紙参照)
A研修会
・里親研修会9月26日南右第2棟3階
・教区里親会会長及び代表者会議令和4年2月25日社会福祉課研修室
・教区里親啓発研修会、教区(支部・ブロック)研修会随時
BTFA関連
・TFAオンライン連続講座4・7・9・12月を除く毎月29日 ビデオ会議ツール【Zoom】にて
・TFA研修会 社会福祉課研修室・他
・TFA講師養成講座 社会福祉課研修室
・教区TFA講座及び研修会随時
C委員会7・12月を除く毎月社会福祉課会議室
Dオンライン里親サロン4・9月を除く毎月29日(14時〜16時) ビデオ会議ツール【Zoom】にて
(6)天理教里親連盟・活動目標
− 令和3年度(立教184 年度)−
天理教里親連盟・活動目標
◆スローガン
『大きなたすけ』を世界へ広めよう
〜ようぼく家庭が社会的養護の担い手に〜
◆活動方針
1.創立40 周年に向けて、里親登録1500 家庭を目指す
教区里親啓発研修会の開催、「里親啓発ビデオ」活用
2.教区里親会の発足と推進
教区(支部・ブロック)研修会の促進
人材発掘と登録
教区里親会会長及び代表者との連携、ブロック制の活用
3.養育技術の向上と教材の充実
TFAの普及と活用、講師の養成
ホームページの活用
4.里親サロンの充実と活用
養育相談の充実
里親相互の連携と促進